漫画 お宝 ブログ ツイログ リンク TOP メルフォ




・1030年10月

太照天昼子さんと三太、交神です。

昼子「こんにちは、私と交神するのはあなただと思ってましたよ」
三太「……そうか、質問がある、ここまできたんだ、話してもらおう」
昼子「そうですねー、ただでとは言いませんよ、それなりに条件を飲んでもらいましょう」
三太「条件?」
昼子「将棋十番勝負で1つ勝ったら、1つの質問に答えるというのはどうでしょう?」
三太「……面白い(ニヤリ)」

・1030年11月

三太+如月+港+つくも。
本日も楽しく地獄巡りです。

つくも「ここが地獄かのう、随分辛気くさいところよのう」
「仕方ないでしょう、地獄なんだから」
つくも「わしが世界征服したら一番に改装しなければのう」
三太「どんなふうにだ?」
つくも「ふむ、温泉街の観光名所として、売り出すのじゃ、饅頭やゆで卵を売ってもいいのう」
三太「……」
「……」
如月「すげーーー!つくも天才かよお前!!」
つくも「ふふふ、そうじゃろう、三太殿、港、何震えておる、わしの名案に恐れをなしたか?」
三太「いや、意外に可愛い答えがきて安心しているところだ…ブッ」
「いや、プッ、あんたもまだ子供よね、ブフウ!」
如月「あはははは!ブフウブフウ!」
(スタスタスタ)
つくも「なんじゃ皆の衆、あの態度は、まあ、罪人の流れ場所や拷問場所にもいいかもしれんのう」

新人さんは速鳥係です。

如月がめちゃ強くて本当にエース! 何をするにも彼女中心の戦法です。

前鬼にぶつかったのがトラウマで、そろりそろりと亡者砂漠は通るクセがついてしまった。

「疲れる…いつ来てもここ疲れる…」
つくも「本当じゃのう、ほら、港、段差じゃ、わしの手に掴まれ」
「……じゃあ少し貸してもら……」
(ドサーーー)(二人とも倒れる)
「……何倒れてるの……、そっちもヘトヘトなら無理しないで、こっちまで転んだじゃない…」
つくも「ううう……重い……」
「重くないわよ(ポカッ)」
三太「如月、手を貸してやれ……」
如月「あははははは!全く二人とも弱いなあ!」(二人とも抱える)
「何であんたそんなに元気なの……」
如月「全然元気じゃないぞ!さっきの休憩時間も準備運動腕立て300回しかできなかったからな!」
「…ばけもの…」

本当に怖かった蛇喰らいの爆発。
これがあるから、背後からとるのが必須。
いつも、そろりそろり…かかれー!!ってかんじに背後とってる。
鬼にとっても軽くドッキリであろう。

如月が必殺技を編み出した!
消費健康度2のお得技だけど、使うかかな?

如月「どうだ!炎如月突撃!かっこいい技を思いついたぞ!」
「あー…、すごいあんたらしい技…」
如月「というわけでつくも!実験台になってくれないか!?」
つくも「なんでじゃ」
如月「なんとなく!」
三太「やめろつくもが死ぬ、敵を実験台にするんだ如月」

・1030年12月

三太の子がやってきました。しょうこちゃんです。

正子「はじめまして、正子と申します記憶力には自信があります」
三太「ふむ、では玄関に置かれた置物は何だ?」
正子「目の入っていない達磨と、青い色の花瓶です、秋桜が活けてありました」
三太「そうだ、よくできたな」
正子「(てれてれ)」
時芽「さすがに三太の子だけあって賢いですね!では、森羅が今作ってる木彫の置物は何が題材でしょう!?」
三太「そんなの分かるわけが……」
正子「(キラーン)…ふんどし一丁の燃え髪大将……」
森羅「……もうお婿に行けない(赤面)」
「…そうなんだ…」
つくも「…父上……」
ツルギ「何で分かったのこのこ…(汗)」
正子「うふふ」

そんな正子ちゃんは三太に指導を任せて。
森羅+如月+港+つくも、いつも通りに地獄へGOです。

いつも通り脱衣婆と戦闘です。
脱衣婆「今日は三太はおらんのかい」
森羅「ああ…三太は自分の娘の指導をしている……」
脱衣婆「そうかい…とうとう父親になったんじゃのう…」
森羅「ああ…とうとうだ……」
脱衣婆「わしがあと2年くらい若かったらのう……」
森羅「2年じゃ無理だろう……」
脱衣婆「じゃあ何年だといいというんじゃい」
森羅「……100年くらいか…?」
脱衣婆「乙女に向かって何言いおるんじゃー!」
とかなんとかしていつも通り奉納点もらったりしました。

鬼が落としていったり宝箱で拾ったドーピングアイテムはその場でパクパクいただきます。
最終決戦に、向けて、強化!

大甘露も4つくらい拾いました。
如月「うまそうだよなー、大甘露」
「飲んじゃだめだから、それ超重要品だから」
如月「えーー、ちょっと舐めるだけだからさーー」
「家に帰ったら、イツ花に団子でも作ってもらえばいいでしょ…」
如月「おう!俺家に帰る、絶対家に帰ってみんなで団子食う!」
森羅「なんだか死亡フラグ立ててないか?」
「えっ!?」
つくも「脂肪フラグかもしれんのう」
「ええっ!?」
如月「団子……!」

如月「団子ーーーー!」
やっぱり大活躍の落雷撃。

うおお、やばかった。
つくも「父上……」
森羅「すまんつくも、さっきの戦闘で回復するの忘れて新たな敵につっこんでしまった」
つくも「ボケているのですか?父上、もうそのような年なのですか?」
森羅「血まみれで睨むな、怖い」

初めて魔王陣使ってみたけど、なんか笑い声にびびった。
如月「何だ?!今のおっさん??」
「やけに尊大な奴だったわね……」
森羅「あ……あれはもしかして……源太さんではないか!?」
つくも「なんと……!初代あかり様の父上が…!」
森羅「ああ、なんだか忘れたが、どうにかしたら源太さんを呼び出す方法があるらしい!」
「でもなんか幻灯で見た顔と違うような……」
森羅「写真と実物は違うというだろう」
如月「すげえ!あれが伝説の源太……!」
つくも「源太殿……」
魔王陣(……違う……)
当主の指輪(……違う……)
灯火家では当主の指輪は一回も使ったことがありません。
というか無印の頃からまだ一回も使ったことがない。
動画で見たのが初めてだったす。

帰ったら、時芽とツルギ他界です。

もう目を覚まさない時芽とツルギの眠る部屋では、如月が泣く港をあやしていた。
その光景をつくもと正子は静かに見守っている。
三太は、森羅の姿を探し、その部屋を出た。
当主の部屋に、森羅は座っていた。
部屋の入り口で、三太は森羅に呼びかける。
三太「森羅……お前はツルギのことが好きだったんじゃないのか?」
森羅「…分かってないな、三太、ツルギは、僕の可愛い、姉上さ…」
三太「……」
森羅「……」
しばらくそこに佇んていた三太だったが、動かない森羅を残しそっと部屋を後にしようとした、そしてふいに出された声に立ち止まった。
森羅「最後の戦いに、挑もうと思う」
三太「…ああ…」
今度こそ三太は当主の部屋を後にする。

昼子「最後の最後に負けてしまいましたね、さて、質問は何でしょう」)
三太「……そうだな……、一回限りの質問か、あなたは、俺の一族をどう考える」)
昼子「……愛して、いますよ」)

誰もいなくなった部屋の中、森羅は苦しそうに一人つぶやいた。
「時芽…ツルギ…すまない………」

前へ 灯火家トップへ 進む

文トップへ