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「……」
「当主様」
森羅「何かな、イツ花」
イツ花「4月になりましたね、実は4月って、12年前に初代あかりさまが戦いを初めた月なんですよ」
森羅「そうか……」
イツ花「私とあかり様が初めて対面した年でもあるのです、そりゃ、のんきな方でしたよ、戦いの用意をしてもぼんやりしてらっしゃいましたし、ごはん食べるのに二時間かかってましたし、悩みなんてどこもなさそうな方でした」
森羅「そうか……」
イツ花「あかり様も、森羅様が今しているようによく桜を眺めていました、何を考えてたんでしょうね」
森羅「そうだな……きっと……、明日のメシのことさ」
イツ花「そうですか」
森羅「そうさ……」

・1030年4月
森羅「というわけでツルギ、とうとうこの時が来てしまったんだ」
ツルギ「何?交神?知ってるわよ、もう相手も考えてるから」
森羅「何!?それは誰だ!?」
ツルギ「月光天ヨミ」
みぞれ「あれ?月光天ヨミ様って……」
時芽「ツルギさんのお父様ではありませんでしたか?」
ツルギ「そう、お父様、私、お父様しか交神しないから」
森羅「許さん……」
ツルギ「……は?」
森羅「許さん!ツルギ!これは当主命令だ!交神相手は別の男だ!」
ツルギ「は!?何言ってるの!?」
森羅「ツルギ!行くぞ!」
ツルギ「いやーーー!私お父様としか交神する気ないって言ってるでしょ!離せこの変態当主!」
時芽「あ!待ってください!出陣なら私も行きますよー」
みぞれ「……森羅くん、過保護だなあ……」

というわけで、時芽+ツルギ+森羅+三太、忘我流水道へ出陣です。

オラオラ道を通さんかい、狭い道につまるんじゃねえ!

皇子!遺伝子よこしやがってださい!

いいよ。

ツルギ「いやーーー!」

何も行動することなく倒れてくれました。

皇子解放か~、トナカイに女二倍つかないかな?
ていうか皇子剣に女二倍くれたりするんだ、さすが美丈夫だね。
しかし女殺しのトナカイってますますワケワカラナイ剣になるなついたら。

・1030年5月
というわけで、ツルギと氷の皇子の交神でです。

ツルギ「ううう、お父様…お父様が良かったのに……」
氷の皇子「お前の父は月光天のヨミだったな、あれはお前のことを心配しておったぞ」
ツルギ「お父様のことを知っているの?」
氷の皇子「あれは私が天界にいた頃から天界の上位で官僚を努めていた、真面目で心根の優しい男だな」
ツルギ「……教えて、昔のお父様のこと……」
氷の皇子「ああ、いくらでも話そう、熱き心を持つ少女よ」

ついでに久しぶりに美人画買ってみようかなと思ったけど。

なんかこんなに高かったっけ……?(汗

~ぶれいくたいむ~

時芽「あ!丁度いいところにうちの当主が!」
如月「おーー!森羅ーーーー!」
森羅「僕に何か用か?」
如月「新しい技の実験体になってくれよー」
森羅「それは練習相手と言うんだぞ如月、しかし困ったな、女の体は苦手なんけどな……」
如月「カーチャンはちっちゃくて実験体にならないんだよー、頼むよー」
森羅(しぶしぶ)
如月「えーっと、足は足をこうして、腕はこう腕を……」
森羅「うう、如月、何で君はそう乳がでかいんだ……」
三太「……」
森羅「……ハッ三太!」
三太「……(スタスタスタ)」
森羅「待て!三太!これは誤解だ!決して女にうつつを抜かしてるわけではない!待て三太ーーー!(ダダダダ)」
三太「……(スタスタ…ダダダダ)」
みぞれ「あれ?三太、何やってるの?何で森羅くんがせっぱつまった顔で追いかけてきてるの?」
三太「知らん、どうせロクでもないことだろ、母上後は任せた(ダダダダダ)」
みぞれ「え?え?」
森羅「うおおおおお(ダダダダダ)」
みぞれ「こ、ここを通りたいなら私を倒していきなさーーーーーーい!」
(ガシイ!)
如月「何ーーー!力と力のせめぎあいだと!?」
時芽「でも両者一歩もゆずりません!さすがでかいだけある森羅と意外に脳筋のみぞれ!」
如月「あ!ここでみぞれ森羅の後ろに回ったーーー!」
時芽「そして森羅の胴を抱え込み勢いで後ろへ!こ!これは!!!」
如月「その伝説ゆえ槌の名前にもつけられたという格闘技!!!」
時芽&如月「「秘技!岩石落とし!!!!」」
どごーーーーーん

その日みぞれはまたちょっぴり強くなりました。

・1030年6月
さて、ツルギ+森羅+三太+如月、再び地獄めぐりへ、修羅の塔へレッツゴーです。

ツルギ「今回は厳しくなりそうよ、脱衣婆には何か渡して通った方がいいんじゃない?」
むちうち森羅「そうだな、じゃあこの神仙水でも……」
脱衣婆「三途の川を渡りたきゃ、命かお宝か三太を置いていきな」
ツルギ「……」
森羅「……」
三太「……は?」
如月「三太なんかどうするんだ!?ハッ食べるきだな!?醤油つけて!!」
森羅「何ーーーーー!!そんなハレンチな!!」
ツルギ「いや、ちょっと、あんたたち黙ってよ、頭痛いんだけど」
脱衣婆「ひーひひひ、命かお宝か三太の大事なものを置いていきな」
如月「三太の大事なものって!弁当かーーー!」
森羅「置いていけるかーーー!脱衣婆!お前の命をかわりにいただいていこう!!」
ツルギ「ああもう……」
三太「何でこうなる……」

森羅「三太はわたさん!」
というわけで森羅渾身の奥義です。
ここでこの無理がたたってしまいます。

修羅の塔の前、黄川人が来てくれました。

如月「ズバリ!背景がチ○コだ!!」
黄川人「チン○言うな!」
如月「あははははははは!!」

森羅がさっき無理したせいで常時健康度注意の状態です。
2個ほど時登りの笛見つけたので、2回使って戦勝点かせぎです。
でも5階でずっとオラオラしてたけど、蛇くらいあまり見つからなかったな。
3階にいるのかな?

Rでは奥義が使いやすくなってるので、ガンガン使っちゃうよ!
すごく!怖いから!茨木の吸収!まじ怖いから!(トラウマ)

まあ、そんなこんなで3万くらい稼いで帰りました。
帰りはもうみんなボロボロでした。

・1030年7月
ツルギの子がきましたーーー。

「……はあ……」
如月「ようチビ!何やってんだよこんな所で!」
「別に、あんたには関係ないでしょ……」
如月「そりゃそうか!俺には関係ないな!頭いいなお前!ははははは!」
「何このデカ女、疲れる……」
如月「ところでお前誰だ?」
「この灯火家の一員だけど……」
如月「ええええ!?知らなかった!お前まさか!俺の姉ちゃんなのか!?今までどこにいたんだよ!!」
「何言ってるの、私とあんたは初対面なんだけど、っていうかさっきここにきたばかりなんだけど……」
如月「何だ!俺の妹か!はははは!全然気づかかなったや!お前やっぱり頭いいな!」
「……疲れる……」

というわけで、本日の灯火家はこれにて。
なんだかBL回になってしまいましたがまあ、いいか。
森羅と三太と脱衣婆の三角関係の行方はいかに!
次回もヨロシク!

おまけ

現在の素質点、
みぞれ、お前意外と強かったんだな……。

ではでは~。

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