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・1019年4月
「交神相手は鳳あすか様ですね」
「はい、強き子を授けてくだされば……」
「そんな寂しいこと言わないで」
「わっ」
「鳳様出番早い!」
「いいんだよ、ね、お茶しない?空から海も見せてあげるよ」
「いいですよ、色々教えてください」
「いいさ、君の心、絶対溶かしてあげるからね!」
「心……」
「じゃあ、行ってきまーす」
・1019年5月
「さてどこに行くか」
「サイコロで決めませんか?」
「そうだな」
「そだな」
「(コロコロ)」
「あ」
「穴に落ちた」
「……ぷっ」
「……はは」

「よーし!兄妹力でがんばろう!」
「なんだそりゃ」
「行くぞ!家族の絆力ー!」
「なんだそりゃ」
「お兄様……(なぜか照れ)」

「やったよ!」
「これが僕たち家族の力だ!」
「(照れ)」
「(照れ)」

「大丈夫ですか?乙丸」
「提灯消したら強い敵が出てきて大変なことになった……」
「良かったね、私がお母さんを呼んだから助かったんだよ!」
「母上が石猿をかけなかったら死んでたな父上」
「お真由……」

・1019年6月

「林檎でーす、よろしくー!」
「よ、よろしく、私がお姉ちゃんだよ、鮎だよ」
「うひゃあ、鮎ちゃんよろしくー!」
「分からない所があったら何でも聞いてね!」
「よっしゃあ鮎ちゃん好きな人いるー?」
「えええ!?」
(聞き耳)
(聞き耳)
「コラ林檎、鮎にはまだ早いですよ」
「えー、いるよ、好きな人」
(聞き耳)
(聞き耳)
「家族!」
(ホッ)
(ホッ)
「うわお!変化球!でも好きだよその答え!よろしく!鮎ちゃん!」

「白骨城に入ったらいきなり赤い火でいきなり敵に囲まれちゃった……」
「懐かしいですね……前にもそんなことになりましたっけ常陸」
「なったな、この前」
「全員叩き切りましょうか」
「そだな」
「うう、二人とも怖い……」

「行くよー!家族力ー!」
「家族力ー」
「照れないのですか?常陸」
「慣れてきた自分が怖い」

「速瀬って術が取れたよ」
「速く動ける術ですね」
「じゃあこれかけたら鬼ごっこで捕まることは無いね」
「俺が捕まえるから無理」
「えー」
「俺が捕まえる、一番に捕まえる」
「えー」

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